宮地廃寺跡塔心礎 加賀市指定文化財
小松加賀線を車で走っていると、田んぼの一角に黒っぽい岩が転がっており、傍らに立て看板が見えた。
気になったので車を停めて近くに寄ってみると、白鳳時代の寺院の遺跡(塔の基礎)とのことだ。表題の通り、加賀市の文化財に指定されている。
行政区画としては加賀市宮地町に含まれるらしいが、なにせ田んぼの中なのでこれといった公な住所はない。
面白いのは、寺院そのものはその心礎石を除き遺構は殆ど残されていないのに、「テラノマエ」などの寺院に関する地名が小字として残っていることだ。
建物がなくなり、住人が移り変わっても、土地の呼び名だけが残り続けるのはなんとも面白いことである。
GoogleMapで得た緯度経度は下記の通り。
36.350526,136.340179