ほっこくブログ ~潟のエトランゼ~

来訪者から見た北國のすがた

JR北陸線 前川の煉瓦の橋梁

JR西日本 北陸本線小松駅-粟津駅間に、木場潟から日本海に向かって流れる前川を跨ぐ橋梁がある。
間近で見てみると上り線側の橋脚が煉瓦造りであることがわかった。

恐らく北陸線開業当時から使用されているものだろう。

煉瓦造りの橋脚は小松駅-粟津駅間では唯一ではないだろうか。

 

前川ではここ数年で護岸工事が進行したことで辺りは整然としてきたが、
水運の栄えた頃の昔ながらの川沿いの面影は薄れつつある。

北陸線含む各地の鉄道の開通が、その水運の衰退の一因となったことを思えば、
まさに因果応報を感じる古い橋脚とこぎれいな護岸の対比である。

南詰から小松方面を望む

上の写真の拡大図 煉瓦造りであることがわかる

粟津側の橋脚 鋼鉄でできた2017年製の橋げたと対照的